EPAは心臓を守る潤滑油

心臓病・がん・高脂血症など成人病予防の決定打

浜崎 智仁 中村 典雄 著 初版 1996.09.11 改訂版 2001.02.03 発行
ISBN 4-89295-415-2 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)

目次

EPAは心臓を守る潤滑油


    本文中の用語の予備知識

第1章 心臓を守る潤滑油「EPA」
   ・脂肪の「質」が大切
      日本人の死因のトップは「血管障害」
      動脈硬化=コレステロール?
   ・高脂肪食でも心臓が元気な理由
      グリーンランド人の脂肪源は海産物
      多価不飽和脂肪酸がキーワード
      EPAがアラキドン酸の「悪さ」を抑制
      海産物の脂肪が心臓を守った
   ・魚を毎日食べると寿命が五年延びる
      週に3〜4回の魚食でも大きな効果が
      魚食の頻度が少ないほど病気が増える
      魚の「油」の効果を立証するデータ
      ニトログリセリンの投与量が減少
      EPA以外のn-3系にも同様の効果
   ・EPAは血管障害の抑制に役立つ
      グリーンランド人は血管が若い
      漁村の人々の血管は若い
   ・血中脂質を正常に保つ効果がある
      高脂血症に魚油は本当に効くか?
      長期投与で有効性が立証された
      高n-3系食の効果は薬剤よりすごい!
      動脈硬化の治療に新しい展望が
   ・血小板凝集を抑えて「血栓」を防ぐ
      血小板の凝集能が過剰になると
      魚油の投与で血小板凝集能が落ちた
      EPAの摂取で出血しやすくなるか?
   ・血行をよくして動脈の負担を軽減
      EPAは赤血球の変形能を高める
      EPAの投与で血液がサラサラに
      フィブリノーゲンの血中濃度も低下する
   ・心筋梗塞の死因になる不整脈の防止に
      最も危険な不整脈「心室細動」
      二重盲検法で魚油の効果が立証された
      「心室性期外収縮」の予防にも有効
   ・PTCA後の再狭窄防止には効かない
      これまでの研究成果を否定するデータが

第2章 EPAで現代病を一掃する
   ・アレルギー性疾患の予防と改善に
      EPAは「抗原提示能」を抑制する
      炎症の原因物質を減らす効果も
      アトピー性皮膚炎の症状が改善された
      気管支喘息にも有効?
   ・リウマチや腎炎などの慢性炎症にも
      慢性関節リウマチの諸症状が軽減
      魚油の投与で腎機能の低下が抑制された
      慢性炎症性腸疾患にも有効
      「乾癬」には効かないことが判明
   ・大腸がんと乳がんの予防に最適
      発がんの促進にもアラキドン酸が関与
      がんの増殖や転移を抑える効果も
      大腸がんの重要な危険因子も魚油で減少
      進行がんでみられる悪液質にも効果が?
   ・糖尿病の合併症対策に役立つ
      糖尿病で深刻な動脈硬化を抑える
      糖尿病性腎症の初期症状を抑える
      神経障害の予防にも役立つ可能性が
   ・その他の病気に対するEPAの効果
      閉塞性動脈硬化症
      脳梗塞
      骨粗鬆症
      尿路結石
      マラリア
      呼吸器疾患

第3章 魚嫌いは自殺する!
   ・うつ病や敵意性との相関関係
      EPAが高いほど鬱病の程度が軽い
      躁鬱病では寛解期が延長
      毎日魚を食べると自殺率が低い
      17才問題のキレやすさの陰に
      魚食と他殺件数に逆相関


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